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【ディレクターコラム】あなたの会社は今「何点」か?成長を止める「壁」の正体を見極める。

2026.07.08

 

【ディレクターコラム】あなたの会社は今「何点」か?

成長を止める「壁」の正体を見極める。

 

株式会社 船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング

事業推進部 新規事業企画推進グループ

ディレクター 南原 繁

 

経営者の皆様、人事責任者の皆様 いつもお疲れ様です。

 

前回は「人事戦略こそが事業をリードする経営のど真ん中である」というお話をしました。

 

今回は、さらに踏み込んで「組織の成長サイクル」についてお伝えします。

 

売上が伸びているのに、なぜか社内がバタバタしている。

以前はもっと一丸となっていたはずなのに、最近は不満の声が聞こえる。

 

それは、あなたの会社が順調に成長し、「次のステージの壁」にぶつかっている証拠です。

 

組織には「成長のステップ」がある

組織が社員数50名、100名、300名とスケールする過程では、避けて通れない「成長痛」が存在します。このサイクルを知らずに、がむしゃらに突き進むのは、地図を持たずに嵐の海へ漕ぎ出すようなものです。

 

一般的に、組織は以下の3つのフェーズを辿ります。

 

1. 【創業期:カオスの壁】(~50名程度)

・ 状態:
社長の情熱とマンパワーがすべて。

・ 人事課題: 制度など不要。「誰がやるか」ではなく「全員で全部やる」。

・壁:社長の目が届かなくなり、現場で「言った・言わない」のトラブルが多発する。


2. 【拡大期:仕組みの壁】(50名~100名程度)

・ 状態: 組織が階層化し、ミドルマネジメントが必要になる。

・ 人事課題: 共通言語(Value)の浸透と、業務の標準化。

・ 壁: 「初期メンバー」と「中途採用組」の溝。社長の想いが末端まで届かない。


3. 【変革期:官僚化の壁】(100名~300名)

・ 状態: 部門間のセクト主義が発生し、意思決定のスピードが落ちる。

・ 人事課題:
次世代リーダーの選抜と、人的資本のデータ可視化。

・壁:  優秀な若手が「この会社にいても成長できない」と辞めていく。

 

貴社を停滞させているのは何か?

多くの経営者が陥る罠は、「拡大期(社員100名、300名突破)の課題を、創業期(社員50名未満)のやり方のままで解決しようとすること」です。

 

例えば、100人規模の組織で「もっと気合を入れろ!」と精神論を説いても、組織は動きません。


 そのフェーズで必要なのは、根性論ではなく「誰がやっても成果が出る評価制度」や「自律的に動ける配置戦略」といった人事の仕組みです。

 

事業戦略が「攻め」なら、人事戦略は「土台」です。
 土台が50人仕様のまま、100人の軍隊を乗せれば、組織は必ず崩壊します。

 

今週のセルフチェック

まずは、以下の3つの問いに答えてみてください。

 

1.   社長であるあなたの業務の何割が「現場の火消し」に消えていますか?

2.   「うちの会社らしさ」を、新入社員が同じ言葉で説明できていますか?

3.  今の組織図は、3年後の売上目標から逆算して描かれていますか?

 

もし一つでも不安があるなら、それは人事戦略が事業戦略のスピードに追いついていないサインです。

 

最後に

「壁」は、成長している企業にしか現れません。 壁に突き当たったということは、次のステージへ行く準備ができたということです。

 

次回は、その壁を突破するための最優先事項「経営陣の意識のズレ」についてお話しします。

組織を停滞させるのは、実は競合他社ではなく、経営幹部の「不揃い」かもしれません。

次回もどうぞお楽しみに。

 

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南原 繫

事業推進部 新規事業企画推進グループ ディレクター

1993年4月、新卒で船井総合研究所に入社する。現在、建築不動産業を中心にメーカー、建材卸業、販売店を含めて年商1億円の地元密着企業から2兆円超の超大手企業のクライアント先企業を担当、「現場主義」、「事実主義」、「事例主義」の船井流経営のノウハウのスキル(集客、販促、営業力アップ、店舗開発、組織力向上、幹部育成」)を高め続けている。特に住宅リフォーム事業関連のコンサルティングでは事業立ち上げを含めて累計100社を超える実績をあげている。現場を重視したコンサルティングに高い評価をもらっている。2026年より現職。

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