【社長コラム】58万件の情報が、140年企業の「組織の資産」になるまで
2026.09.14
【社長コラム】58万件の情報が、140年企業の「組織の資産」になるまで
株式会社 船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング
代表取締役社長 村田 泰子
日頃、当社サイトのコラムをお読みくださりありがとうございます。
船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティングの村田です。
先日、創業140年を迎えた長野県のカクイチ様を訪問しました。
組織づくりの仕組みも非常に興味深かったのですが、
私が一番印象に残ったのは、社員の皆さんが、生き生きと楽しそうに自分たちの仕事を紹介してくださったことでした。
なぜ、このような組織になるのか。
その背景にある取り組みを、3つだけご紹介します。
1) Slackに58万件。社員の経験を会社に残す
カクイチ様では、Slack上の情報を原則オープンにし、
成功だけでなく、日々の試行錯誤や失敗も共有しています。
8年間で蓄積された現場の情報は、58万件を超えるそうです。
個人の頭の中にある経験を、
会社全体で使える資産に変えているのです。
2)AI時代、差がつくのは「何を読ませるか」
AIそのものは、これからどの会社でも使えるようになります。
一方で、
「自社では何がうまくいったのか」
「どんな失敗をしてきたのか」
「現場ではどんな工夫が生まれているのか」
これは、その会社自身が残していなければAIにもわかりません。
AIの性能以上に、その会社にしかない情報がどれだけ蓄積されているか。
カクイチ様を見て、改めて重要だと感じました。
3)仕組み以上に「人を育てる文化」がある
今回お会いした社員の皆さんからは、
自分たちの仕事を面白がり、前向きに取り組んでいる空気を感じました。
話を伺う中で感じたのは、
挑戦する人、成長しようとする人を応援するという経営のスタンスが、一貫していること。
SlackやAI「だけ」を導入しても、このような組織にはなりません。
誰に機会を渡すのか。
失敗をどう捉えるのか。
管理する経営から、どう社員が自ら動く経営へ変えていったのか。
このあたりが、カクイチ様の組織づくりの面白いところだと思います。
では、実際に何を変え、何がうまくいかなかったのか。
ここはぜひ、当事者から直接聞いていただきたいと思っています。
10月10日の
『新「人財開花型」経営計画策定1Dayワークショップ』では、
株式会社カクイチ
代表取締役社長 田中離有氏、
取締役 奥田はと枝氏に、
中央集権型の経営から、自律分散型の組織へ変えてきた実際の意思決定と試行錯誤をお話しいただきます。
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https://www.hc.funaisoken.co.jp/products/hc210
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