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【2026年10月義務化】ハラスメントに関する法改正対応できていますか?

2026.08.27

 

2026年(令和8年)10月1日より、これまで努力義務だった「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」と「求職者へのセクハラ対策」が、すべての企業で完全に義務化されます。

労働者を1人でも雇っていれば、中小企業も例外なく対象です。

対策を怠れば、法律違反として国から指導を受けるだけでなく、「ブラック企業」として求職者から敬遠され、優秀な社員が次々と辞めていく倒産危機を招きかねません。

御社は新しい法律の基準をクリアできているか、今すぐチェックしてみましょう。


2026年法改正対応できている?ハラスメント対策セルフチェック

    以下の9つの質問に「Yes」が何個当てはまるか数えながらお答えください。

    【採用・求職者セクハラ編】求職者を守る

    • 採用面接の際、面接官が「結婚の予定」や「交際相手の有無」など、業務に関係のない質問をすることを禁止し、徹底させている。
    • 面接に落ちた応募者や、インターンシップの学生から「面接で不快なことを言われた」と連絡があった際の、公式な相談窓口が用意されている。
    • 面接官に対して「求職者へのハラスメント行為は法律違反になる」という教育を事前に行っている。

     【顧客対応・カスハラ編】社員を顧客から守る

    • 顧客からの理不尽な暴言、土下座の要求、SNSへの投稿の脅しなどに対し、「どこからがカスハラ(迷惑行為)か」という明確な社内基準がある。
    • 万が一カスハラが発生した際、現場の担当者1人に責任を押し付けず、上司や会社が組織として介入する流れ(エスカレーションルール)が決まっている。
    • 悪質な顧客に対して「これ以上は対応できません」「警察に通報します」と伝えるための、現場用マニュアルや台本が用意されている。

     【社内体制・基本編】社内の風通しを良くする

    • 就業規則や社内規定に、「ハラスメントを行った社員への懲戒処分(出勤停止や懲戒解雇など)」が明確に記載されている。
    • 経営トップ(社長)が、社内外に向けて「我が社はハラスメント、およびカスハラを一切許さない」という公式な方針を発信している。
    • 相談窓口の担当者が、被害者のプライバシーを守りながら、二次被害を与えずに正しくヒアリングできる訓練を受けている。

    ◆◇結果の判定◇◆

    • 9個当てはまる
      • 素晴らしいです!2026年の法改正に対応できています。自信を持って今の対策を継続してください。
    • 5~8個当てはまる
      • 【危険度:中】 法律の「穴」があります。早急にマニュアルや窓口の補強が必要です。
    • 当てはまるものが4個以下
      • 【危険度:大(違反リスクあり)】 現状のまま2026年10月を迎えると、完全に義務違反となります。何から手をつければいいか分からない場合は、今すぐ専門家への相談が必要です。


    義務化に向けて、中小企業が今すぐやるべき4つのこと

    本改正により、カスタマーハラスメントや求職者等に対するセクシュアルハラスメント(=求職者等セクハラ)の防止措置が事業主の義務となります(令和8年10月1日施行)。

    中小企業は、以下の対応を行う必要があります。


    • 方針の明確化と周知・啓発
      • ハラスメントを許容しない姿勢を社内に示し、方針を伝える。
    • 相談体制の整備
      • 従業員や求職者からの相談に適切に対応できる窓口を設置する。
    • 事後の迅速かつ適切な対応
      • 事実関係を正確に確認し、被害者への配慮や再発防止策を講じる。
    • プライバシー保護・不利益取扱いの禁止
      • 相談者のプライバシーを守り、相談したことを理由とする不利益な扱いをしない。

    なお、パワーハラスメント対策については、大企業は2020年6月、中小企業も2022年4月からすでに義務化されています。


    船井総研でお手伝いできること

    担当者を社内で1人育成・運用する人件費コストに比べ、圧倒的に低リスクかつ低コストで法改正に対応できます。

    【1】社内ハラスメント調査(現状把握)

    まずは匿名アンケートなどで、社内のどこにリスクが潜んでいるかを可視化します。
    単に「ハラスメントがあるか」だけでなく、具体的な「部署」や「特定の言動」を客観的に洗い出し、経営陣が現実を正しく把握することができます。
    社内で行うアンケートは「誰が書いたかバレて報復されるかも」という恐怖から、社員は本音を書きません。外部が間に入ることで、社員が安心して本当の現状を打ち明けることができます。
    【具体的な流れ】
    1. アンケート設計(御社の業種・規模に合わせた質問作成)
    2. 匿名アンケートの実施(Webにて回答者のプライバシーを完全保護)
    3. データの集計・分析
    4. ハラスメントリスクレポート(要フォロー対象者の声含む)の提出・経営陣へのご報告

    ✕:できないこと
    ・報告した対象者が「本当にハラスメントをしたか」の最終的な事実認定はできかねます。

    【2】外部相談窓口の設置(年間契約)

    2026年10月の法改正で義務化される「相談窓口」を引き受ける定額サービスです。
    中小企業には「ハラスメントの知識を持ち、プライバシーを守りながら正しく話を聞ける社員」を配置する余裕がない企業におすすめです。その担当者を自社で育成・維持するコストと時間を削減できます。
    また、社内窓口だと「人事や上司に筒抜けになるのでは」と社員が警戒し、結局誰も利用せず、いきなり労働基準監督署に駆け込まれるリスクがあります。「外部窓口」だからこそ、社員が安心して初期段階で相談でき、問題の「早期発見・早期解決」が実現します。
    【具体的な流れ】
    1. 御社専用の「外部相談窓口(Googleフォーム)」を開設
    2. 社員・求職者への「外部窓口設置」の周知ポスター・アナウンス文の提供
    3. 相談発生時、専門のコンサルタントが客観的に事実をヒアリング
    4. ヒアリング内容を「初期対応報告書」として、御社の指定担当者(社長等)へ迅速に共有

    ◎:できること
    ・社員および採用活動における求職者からの初期相談の受付
    ・「いつ、誰が、何をしたか」の客観的な事実のヒアリングと会社への報告
    ・報告後の「組織としての次の一手(研修や配置換え等)」のコンサルティング

    ✕:できないこと
    ・相談者と会社、または加害者との間のトラブルの仲介や和解のあっせん(弁護士法に抵触するため)
    ・加害者とされる人物への直接の呼び出しや、会社に代わっての懲戒処分の言い渡し

    【3】ハラスメント研修(講師派遣型)

    法律をクリアするだけでなく、現場の「対応力」を育て、ハラスメントが起きない土壌を作る実践的な研修です。

    【パワーハラスメント研修】

    • 対象:全社員(特に管理職・中堅社員・経営陣)
    • 内容:職権を背景にした「いじめ・嫌がらせ」を防ぐ基本研修です。「業務上の正当な指導」と「パワハラ」の境界線を、過去の裁判例や具体的なケーススタディ(事例)をもとに学びます。部下のやる気を引き出す「正しい叱り方・伝え方」の実践スキルも身につけます。

    【セクシュアルハラスメント研修】

    • 対象:全社員(一般社員〜管理職)、面接官
    • 内容:性的な言動による不快感や不利益を防ぐ研修です。「昭和・平成の常識」が今の時代には通用しないリスクを理解します。さらに、2026年10月から義務化される「求職者(就活生やインターン生)に対するセクハラ防止」の内容も踏まえ、面接でのNG質問や適切な距離感についてロールプレイングを交えて学びます。

    【マタニティハラスメント&ケアハラ研修】

    • 対象:全社員(特に管理職・人事担当者)
    • 内容:妊娠・出産・育児休業、および介護休業(ケアハラ)を取得する社員に対する嫌がらせや、不利益な扱いを防ぐ研修です。法的な知識を学ぶだけでなく、休業や時短勤務が発生した際に「周囲の社員に負担が偏って不満が出ないような、チーム内の業務調整と声かけのコツ」を学びます。

    【カスタマーハラスメント対策研修】

    • 対象:現場の一般社員・店長・顧客対応窓口担当者
    • 内容2026年10月の義務化に直結する、顧客からの理不尽なクレームや暴言から社員の身を守るための研修です。「良いクレーム」と「悪質なカスハラ」の線引きを明確にし、悪質な顧客に対して現場で使える「お断りの台本(トークスクリプト)」をロールプレイングで習得します。


    自社のハラスメント対策の「現在地」を調べてみませんか?

    「何から始めればいいか分からない」「義務化に向けて、今どんな制度やマニュアルが必要か知りたい」という経営者様・人事ご担当者様向けに、無料の個別相談を実施しております。
    • ハラスメント外部相談窓口の設置を検討したい
    • 2026年10月の法改正(義務化)に向けて整備をしたい
    という経営者様・人事担当者様は、下記お問い合わせのリンクに「ハラスメント法改正のコラムを見ました」とお問い合わせください。


    5. 無料相談・お問い合わせ

    下記船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティングの「無料相談」「お問い合わせ」窓口からお気軽にお問い合わせください。担当のコンサルタントが対応いたします。

     https://www.hc.funaisoken.co.jp/pages/consultation


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    佐藤 円香

    HCコンサルティング部 チーフコンサルタント

    人材育成の専門家として、社員一人ひとりの成長支援に特化し、新人から中堅・管理職まで幅広い層の育成・定着支援を得意としている。社長や人事の右腕として組織づくりにも携わり、単なる研修講師にとどまらず現場と経営をつなぐ“第三の人事”として組織戦略の策定を行っている。

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