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【役員コラム】経営者が陥る「成長市場の罠」と逆説的な事業選定の美学

2026.03.24

 

 

経営者が陥る「成長市場の罠」と、逆説的な事業選定の美学

 

株式会社 船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング
取締役 山根 康平


新規事業を検討する際、私たちは無意識に「華やかさ」「先進性」というフィルターをかけてしまいがちです。

AI、DX、SaaS、あるいは◯◯テック。メディアを賑わすキーワードに呼応し、成長市場へ舵を切る。経営者として、時代の潮流に乗ることは一見正攻法に思えます。


しかし、現場の実態はどうでしょうか。多くの「最先端」を謳う新規事業が、実は以下の三重苦に直面しています。

 

最先端」を謳う新規事業の三重苦

過当競争:
参入障壁が「アイデア」だけの場合、資本力のある競合に一瞬で埋め尽くされる。

高コスト体質:
優秀なエンジニアや営業人員の確保、多額の広告宣伝費により、利益が出るまでが遠い。

ボラティリティの高さ:
トレンドの移り変わりが激しく、数年後の安定が見えにくい。

 

「夢はあるが、キャッシュが残らない」——。

これは新規事業における最大の経営リスクです。


「当てにいく」のではなく「外さない」選択を

私が事業選定において重視しているのは、「需給の歪み」が構造的に固定されている領域です。華やかなマーケットには、参入者が殺到します。

一方で、誰もが「地味だ」「面倒そうだ」「古臭い」と敬遠する領域には、手つかずの利益が眠っています。

経営における「穴場」とは、技術的な難易度が高い場所ではなく、「心理的なハードルが高い場所」にあるのです。

例えば、極めてアナログで労働集約型に見える「イベント運営」や「現場の安全管理(警備)」といったドメインを冷静に分析してみてください。


「義務」としての需要:
法律やコンプライアンス上、削ることができない「必須コスト」である。

低投資・高回転:
莫大なシステム開発費を必要とせず、数ヶ月でキャッシュフローが回る。

ストック性の構築:
属人的な営業ではなく、信頼の積み重ねがそのまま継続発注に直結する。


こうした「キラキラしていないが、数字が冷徹に残る」ビジネスこそ、実は企業の営業利益率を底上げし、本業を下支えする強力な第2、第3の柱になり得るのです。

 

経営者の役割は「感情」を排除した判断

新規事業を「かっこいいかどうか」で判断するのは、経営ではなく趣味です。

真に強い組織は、世の中が「右」を向いているときに、あえて「左」にある泥臭い、しかし確実な需要を拾い上げます。

「初期投資を抑え、早期に黒字化し、景気に左右されないストックを築く」。

この基本原則に立ち返ったとき、私たちが目を向けるべき市場は、実はもっと身近な、アナログな場所にあるのかもしれません。


成功の裏側に共通する「勝ち筋」の型

新規事業において「外さない選択」をどう具体化するか。その本質を突き詰めると、実は業界を問わず共通する「成功の型」が存在します。

今回はその一例として、あえて「交通誘導・イベント警備」というニッチな領域で、未経験から短期間で劇的な成長を遂げた企業の舞台裏を、全国4会場でのリアル開催を通じて公開することにいたしました。

当日は、成功を収めた経営者たちの「生の声」を直接聴ける貴重な機会となります。単なる手法論ではなく、経営判断のリアルな分岐点を共有できれば幸いです。

 

特別全国開催決定!3年で110社が参入!イベント・交通誘導警備参入セミナー

<詳細・お申し込みはこちらから>

⇒ https://www.hc.funaisoken.co.jp/products/hc049

 

株式会社船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング主催

3年で110社が参入!イベント・交通誘導警備参入セミナー

【開催日程・会場】

2026年3月27日(金)14:00~17:00    東京会場
2026年4月3日(金)14:00~17:00    大阪会場
2026年4月8日(水)14:00~17:00    愛知会場
2026年4月14日(火)14:00~17:00    福岡会場

【講師】

東京会場
株式会社辰巳 代表取締役 小林 直樹 氏

大阪会場
株式会社プレシャスワーク 代表取締役 真子 純一 氏

愛知会場
合同会社アユミノ 代表社員 可知 昌也 氏

福岡会場
道路サービス株式会社 代表取締役 藤島 智彦 氏

株式会社船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング
マネージャー 森 海人

株式会社船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング
マネージャー 櫛谷 秀樹

 

<詳細・お申し込みはこちらから>

⇒ https://www.hc.funaisoken.co.jp/products/hc049

 

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山根 康平

株式会社 船井総研ヒューマンキャピタルコンサルティング 取締役

1990年山口県萩市生まれ。福岡大学を卒業後、2013年に船井総合研究所に入社。中堅中小企業向け人的資本経営の専門家であり、特に採用力向上を得意としている。「中小企業を人の悩みから解放する」をコンサルティングスタンスにしており、机上の空論ではなく実現可能性の高い提案のみで構成されたコンサルティングは多くの経営者から支持されている。2025年よりHR Force取締役を経て現職。採用コンサルティング・ソリューション部、HRビジネスコンサルティング部、事業推進部の各部署のマネージング・ディレクターを兼務している。

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