「求人媒体×SNS」の組み合わせにより、超難関職種である1級施工管理技士2名の採用に成功し、工事部門の存続危機を乗り越えた事例

部門の存続危機から、採用基盤の再構築へ
寿産業株式会社様は、人口約4.6万人の鹿児島県日置市に本社を置く建設会社です。
以前、弊社の研究会にご参加いただいたことで、一般廃棄物関連事業を立ち上げ、年商1億円規模へ成長させた実績から、深い信頼関係を築いていました。
その後、同社は全国的な建設業界の課題でもある深刻な採用難に直面します。人口が少ないという地域特性も重なり、ハローワークなど従来の手法では、超難関職種である1級施工管理技士の応募はなく、合同説明会でも自社ブースへの着席者はわずか2〜3名の状況が続いていました。「自社の魅力を伝えきれていない」という強いもどかしさを抱えていました。
このような採用難に加え、退職者が相次いだことで在籍人数が約20%減少。特に工事部門は、事業の存続すら危ぶまれる危機的状況に陥っていました。
この窮地を打開すべく、2024年に開催された弊社の採用セミナーへのご参加を機に、改めてコンサルティング支援をご依頼いただきました。施工管理職をはじめ、作業員や事務職を含む、採用基盤全体をゼロから再構築するプロジェクトが動き出しました。
求人媒体とSNSによる採用基盤の構築
本プロジェクトでは、「求人媒体による応募獲得の導線確立」と「SNSを活用した会社の魅力発信」の2つの施策を並行して推進しました。
まず、求人媒体による応募獲得の仕組みを構築するため、弊社の全国に及ぶ支援実績データに基づき、効果の高いとされる求人媒体への新規出稿を開始しました。
昨今の求職者の多くは、求人情報を見た後に、企業のHPやSNSを見て、実際の職場の雰囲気を確認した上で応募を判断する傾向があります。そこで、求職者の応募意欲を高めるため、SNSを組み合わせた導線設計を行いました。SNS運用では、会社の「リアルな日常や雰囲気」を発信。現場の写真をベースに、SNS運用会社を含む3社で、投稿内容や施策を企画しました。さらに、スポンサー契約を結ぶ、3つのスポーツチームとの共同投稿や連携投稿を織り交ぜることで、企業認知を大きく広げていきました。
今回の支援では、単なる情報発信にとどまらず、求人を見た求職者がSNSを通じて会社の魅力や雰囲気を知り、安心して応募できるまでの導線を設計・運用したことが成功の要因となりました。
また、施工管理職だけでなく、作業員や重機オペレーターなどの職種においても、市場分析の結果をもとに求人の募集内容を改善し続けました。あわせて、将来的な若手人財の確保を見据え、新卒採用における学校訪問の強化も実施しました。中途・新卒の両面から多角的にアプローチできる、採用基盤を整えました。

施工管理2名を採用し、目標は「部門の存続」から「その先」へ
支援開始後、求人を見た求職者やスポンサー契約先のチームを応援しているファンがSNSを閲覧し、入社意欲が高まったことで、採用につながりました。さらに、その他の職種でも複数名の採用に成功。
退職者が相次ぎ、工事部門が存続の危機にまで陥っていた状況から一転、大きな成果へとつながりました。
この成果は、単に採用人数が増えただけにとどまりません。経営面においても、かねてより計画していた引越事業への進出に向け、攻めの投資へと舵を切ることが可能になりました。今後のさらなる売上拡大に向けた強固な基盤を築くことができたのです。
過去の一般廃棄物関連事業立ち上げ支援から続く弊社との強い信頼関係が、事業の成長と組織の活性化という形で、再び大きな成果となりました。
今回の成功について、同社の社長様は、「コンサルティング会社へ依頼しようとする際は、踏ん切りがつかず立ち止まってしまうことが多い。しかし、船井総研は成果が出るまで伴走してくれる。だからこそ信頼でき、成果にもつながった。挑戦して本当に良かった。」と語ってくださいました。