管理職研修

現場課題に即したマネジメント力向上研修

レガシイ



ご依頼内容


現場を担う責任者等のマネジメント力を体系的に向上させたいというご依頼。責任者はチームの成果責任と人材育成を担う役割であるが、これまでは個々の力量でチームを牽引してきた背景があり、組織として体系的な育成機会が不足していた。そのため、マネジメント手法を標準化し、責任者間の力量差を縮小したいという要望があった。また、組織のフラット化により責任者の役割が拡大する中、外部の専門家から役割や責任を客観的に伝えてほしいという期待も寄せられていた。

ご依頼前の状態やきっかけ


責任者は日常業務の遂行力に強みを持つ一方、メンバーマネジメントやチーム運営への意識に課題があり、組織成長に不可欠なリーダーシップを十分に発揮できていない状況が見られた。
特に、メンバーに対して効果的な指導を行い、チーム全体のパフォーマンス向上につなげる取り組みが急務となっていた。

ご支援内容


①責任者・役員に対するマネジメント研修(半年間・全5回)
16名の選抜者を対象に対面研修を実施。その他の責任者にはZoom参加や録画視聴を通じて学べるようにし、階層全体に学びの機会を提供した。
加えて、経営陣も責任者と同じ内容の研修を動画で受講することを選択し、責任者以上のマネジメント層全体が共通のマネジメント観を持つことを重視した構成とした。
研修内容は、一般的なマネジメント理論に加え、同社の現場特性を反映した課題解決型ワークを中心に構成。
課題例:
・部下がいるのに責任者が業務を抱え込むことで、部下の成長機会が減少してしまう
・心理的安全性やハラスメントへの配慮が優先され、必要な指導場面でもフィードバックを控えがちになる
これらの課題に対して、人事責任者との調整を踏まえ現場実態に即したオリジナルワークを設計・実施。
②研修講師との1on1面談
メンバー育成に悩む責任者を中心に、希望制の個別面談を実施した。研修と並行して面談を行うことで、参加者の背景や行動傾向をより深く把握でき、より具体的で効果的なアドバイスが可能となった。
相談例:
・意欲がなかなか高まらないメンバーへの働きかけ
・チーム内で意見対立が生じた際の調整手法
・多様なメンバーとのコミュニケーション上の配慮点 など

支援の成果や変化


研修と個別面談を通じて、責任者は単なる業務担当者ではなく、組織目標を達成するチームを率いる役割を再認識。また、経営陣も同じ研修を受講したことで、責任者と経営陣の間でマネジメントの共通言語化が進み、現場での議論や意思決定がスムーズになった。
独自のマネジメント力診断では平均スコアが約11%向上し、マネジメント実践力の底上げが定量的にも確認された。また、メンバーへのフィードバックやコミュニケーションに積極的に取り組む責任者が増えるとともに、PDCAを取り入れた行動改善が進展したことで、チーム内の関係性が改善し、メンバーの自律的な成長を促す土台が整いつつある。

今後期待すること


今後は、責任者が学んだ同社におけるマネジメントの根幹となる考え方を、メンバー層にも展開する研修を実施予定。組織全体で「自責」「心理的安全性」「指導の仕方又は受け方」といった共通概念を理解することで、責任者による指導や関係性構築がよりスムーズに進む組織づくり・風土の醸成を目指す。

佐藤円香

コンサルタントのコメント


研修と個別面談を組み合わせたことで、参加者一人ひとりの現場課題や行動特性を把握することができ、より実効性の高い助言や同社の実情に合わせた効果的な研修を構築できました。マネジメント力診断のスコア向上は、部下への指導意識やPDCAを意識した行動変化が現場で確実に表れていることを示しています。今回の事例は、マネジメント層の育成を通じ、組織全体の成長を加速させたい企業にとって、具体的に取り組めるヒントが詰まった好事例です。

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